デカダンとラーニング

旅行や美術や読書についての雑記

ブログ移行完了

phantom-o-t-o-0567.hatenablog.com

gooブログからの移行が完了した。

前ブログでここ数か月の間にそれなりに人様の役に立ったかもしれない記事が上の記事だったが、移行後では有名検索サイトで前ブログのURLが表示され、リダイレクトされると上の記事に直接たどり着けないことが分かった。よってしばらくは上の記事のリンクを最新記事に乗せる形をとることにした。

カナレットとヴェネツィアの輝き



3月下旬のことだが特別展「カナレットとヴェネツィアの輝き」に行ってきた。今は山口県立美術館で開催されているが閉会も近い。







「カナル・グランデのレガッタ」(1730-1739年頃)


レフレックス・カメラ・オプスキュラ

レフレックス・カメラ・オプスキュラ


「モーロ河岸、聖テオドルスの柱を右に西を望む」
(1738年頃)


「昇天祭、モーロ河岸に戻るブチントーロ」(1738-1742年頃)





「昇天祭、モーロ河岸のブチントーロ」(1760年頃)


「ローマ、パラッツォ・デル・クイリナーレの広場」
(1750-1751年頃)


「ナヴォナ広場の景観」
(1750-1751年頃)


「ロンドン、北側からウェストミンスター橋を望む、
金細工師組合マスターの行進」(1750年頃)


「ロンドン、テムズ川、サマセット・ハウスの
テラスからロンドンのザ・シティを遠望する」(1750年頃)





「ロンドン、ヴォクスホール・
ガーデンズの大歩道」(1751年頃)


「ロンドン、ラネラーのロトンダ内部」(1751年頃)


作者不詳「カナル・グランデ:サンタ・ルチア聖堂と
スカルツィ聖堂、ヴェネツィア」(1740-1760年頃)


ベルナルド・ベロット「ルッカ、サン・アルティーノ広場」
(1742-1746年)


ミケーレ・マリエスキ「リアルト橋」(1740年頃)


フランチェスコ・グアルディ


グアルディ


グアルディ
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂」(1770年頃)


グアルディ
「塔の遺構と彼方に村のある川辺の風景」(1770-1780年頃)


グアルディ「塔の遺構のある丘の風景」1770-1780年頃)


「スキアヴォーニ河岸、ヴェネツィア

フランチェスコ・アルボット
「アーチのある空間的ヴェドゥータ」


アルボット「騎馬像とオベリスクのある空想的ヴェドゥータ」


アルボット「ラグーナのある村の空想的ヴェドゥータ」


アルボット
「パラッツォのポルティコとオベリスクのあるカプリッチョ







フランス、イタリア、イギリス、アメリカなどの旅行ガイドブックに載っている有名美術館を訪ねたら結構出会うことができるカナレットの作品だが、まとまった形で日本で見れる機会とあって喜び勇んで会場まで足を運んだ。
以前も書いたかもだし、友人や知り合いにもたぶん言ったことがある。「もし絵の中の人としてその時代の現地に行けるのであれば誰の絵の中の人になりたいか、と問われれば、カナレットの作品もその一つ」とか(笑)。
今回は展示内容について事前学習できるような動画も見ていったし、展での説明板も分かりやすいものだったこともあってとても楽しめた。それにカナレットの生涯も紹介されていたことや、ナポレオン侵攻の前のヴェネツィアの姿を描いた作品であることはより一層興味を覚えたし、画家個人にとってボート競漕の絵で彼のパトロンとなったジョゼフ・スミス(銀行家のちにヴェネツィア英国領事)が住むパラッツォ・バルビが描くことがたぶん重要だったんだろうなといったことを知ると、単なるヴェドゥータ(景観画)ばかりではないことも分かり興味深かった。
渡英したカナレットが、モーツァルトが小さい頃に演奏したことがあるとされる遊興施設(ラネラー)のロトンダ内部を描いた作品は初見で、景観画の多いカナレットが室内を描いたかなり珍しいものだったように思う。
カナレットに連なる系譜の画家たちの作品もよかったし、久しぶりに美術展で充実した時間を過ごせたように思う。

北村韓屋村(4)



坂を下ったらまた上りになった。









北村3景だけは落ち着けたが全体的に北村韓屋村は人でいっぱいだった。とても疲れた。








けっこういろいろな国の
旅行者が訪れているのに
正直なところ驚いた。








この辺りが一番有名というかネットでもガイド書でもよく紹介される所なのでは思った。ただ、「この場所に行ってみたい!」と思わせるようなネットやガイド書の画像・写真って早朝や夕景に加え誰もいないタイミングできれいな陽光や空のもと撮られていることが多く、この場所に私が抱いていた印象はそういうものだったこともあって、(私もその一部なのではあるが)正直人の多さにうんざりしてしまった。改めて「画像はイメージです」の但し書きがある所あるあるだなと思う。



旅行者の多くの人同様、私もネットやガイド書の写真の場所に行って、メディア媒体と同じような写真を撮る作業が旅行であるという、すり込みというか行動様式から逃れられない一人である。この旅行時の北村韓屋村の画像を見直すと、改めてそう自覚せざるを得なかった。





車も通りにくそう…

つづく

北村韓屋村(3)



北村3景の辺りは昔の韓屋のデザインと、所々にそのデザインと現代的な家のデザインとミックスしたような建物が上手い具合に点在している感じがしておもしろかった。
韓屋の模型での解説や韓屋の庭で育てられている植物などを紹介している展示と休憩所を兼ねた所があったので、一息つかせてもらった。靴を脱いだのでリラックスできた。

一昨年に見た良洞村の
韓屋とはまた異なり、
お屋敷という感じがする








窓から








韓服は景福宮でも映えるが
韓屋でも合っているように思った


泊まれる韓屋が
あるのかも?

だいぶ下ってきた


一気に人が…


人気の撮影スポットが
あるような感じがした。

桜2025(2)



一昨日、空気は霞んでいたが、まだきれいな桜を見ることができた。
友人が昨日みたところでは、桜の散った花びらが疎水の水面をまるで絨毯のように敷いてあるかのごとくでレアな体験だったという。
日曜の雨風は桜の花を散らすことになったが、なんであれそれなりに桜を見ることができて良かった。